人材・組織育成コンサルタント知念のブログ

人材と組織育成の問題解決に役立つ知識や情報を発信中。

オンラインイベント「先生ビジネスEXPO」に登壇します

【先生ビジネスEXPO2022】開催

【先生ビジネスEXPO2022】
 ~コロナで事業発展させた成功事例大集合~

に登壇することになりました!

 

2020年から続くコロナ禍を乗りきった先生業の成功事例が集まります。 
開催日は 8/3~8/5
エントリーは無料です!
 
▼先生ビジネスEXPO 2022 申込ページ(リンク先へ飛びます)

44jyuku.com

 
 このイベントでは、
・集客
・オンライン化
・独立開業
 
など、様々な工夫を経て
どのように事業発展してきたのかが次々と披露されます。

 
「一気に成功事例を見たい人」
「先生ビジネスをレベルアップするヒントが欲しい人」
「これから先生業をスタートしたい人」
 
におすすめです。
 

 

仕事をする上での「志」について語ります


私の登壇は次のとおりです。

8月4日木曜日 21:00~21:30
~志を支えた3つのリソース~
「志が行動をつくる、仕事をつくる」
☆参加者特典あります!
 

先生ビジネスEXPO

お申し込みはこちらから
▼先生ビジネスEXPO 2022 申込ページ(無料)

 


登壇されるのは私を含め、次の方々です。

===
 
●税理士/女社長育成の専門家
 川崎涼子さん
 
●キャリアコンサルタント/副業パーソナルコンサルタント
 南賢造さん
 
●日本パートナーCFO協会代表理事
 高森厚太郎さん
 
●組織成長を実現する社外CHRO
 山本陽亮さん
 
●デジタル化推進プロデューサー
 尾谷昌彦
 
●美容YouTuber&MAKEUPプロデューサー
 SHOKOさん
 
●「営業ムダとり」コンサルタント
 世古誠さん
 
●人材組織育成コンサルタント
 知念くにこ
 
●士業御用達のソムリエ不動産鑑定士
 入村匡哉さん
 
●展示会営業コンサルタント中小企業診断士
 清永健一さん
 
ブランディングディレクター
 朝倉みや子さん
 
●不動産と終活のお悩み解決パートナー/宅建士・FP
 松本直之さん
 
●人材採用マイスター/中小企業診断士
 窪田司さん
 
個人投資家の困った!を解決する公認会計士
 足立武志さん
 
●社長アポ10倍UP法人集客プロデューサー
 藤原智浩さん
 
●商品出世PRプロデューサー
 中島史朗さん
 
●自信を育てる共感コーチ
 真鍋良得さん
 
●高度外国人材即戦力化&定着支援コンサルタント
 菊池領子さん
 
●感情コントロールの専門家
 倉持英子さん
 
●集客イベントプロデューサー
 鍵原吉浩さん
  
▼先生ビジネスEXPO 2022 申込ページ(無料)



特別対談「大副業時代到来!?組織と個人は今何をすべきか?」


また、開催に先駆けて

【大副業時代到来!?組織と個人は今何をすべきか?】

という特別対談を行います。

こちらは 7月24日日曜日20時からです。


実はこれまで「働き方改革について考える」というテーマで
何度となく「副業」についてブログで書いていました。
今回副業を支援されている南さんが本イベントに出られると聞いて
対談の機会を頂戴しました。

こちらは副業に興味がある方、
企業の副業制度についてお知りになりたい方
必聴です!

(対談をご覧いただく際もお申し込みが必要です。)

副業について語る!

  
▼先生ビジネスEXPO 2022 申込ページ(無料)

 

 

▼知念登壇日のまとめ

1. 7月24日日曜日20時から
【特別対談】大副業時代到来!?組織と個人は今何をすべきか

 


2. 8月4日木曜日 21:00~21:30
~志を支えた3つのリソース~
「志が行動をつくる、仕事をつくる」
☆参加者特典あります!

▼お申し込みは下記リンク先から

44jyuku.com



皆様のご参加、心よりお待ちしております!

「月刊人事マネジメント」様でご紹介いただきました。

月刊「人事マネジメント」様7月号の書評コーナーで
拙著「成果が出るチームをつくる方法」を取り上げていただきました!
ありがとうございます。
今月号は「コスパを最大化する新入社員教育」という特集が組まれていて、興味深い構成です。


またwebマガジンでも取り上げてくださっていて、感謝です。
こちらも人材育成のヒントが盛りだくさんです。

 

HRM Magazine|HR BOOKs 書評-2022.07-

 

 

今「月刊人事マネジメント」様では3ヶ月間の試読無料キャンペーンをされています。

この機会に手に取られてみてはいかがでしょうか。

 

月刊 人事マネジメント | 試読のご案内

www.busi-pub.com

 

 

 

 

 

 

WEB労政時報様で紹介いただきました。

「Web労政時報」様のBOOK REVIEWコーナーで
拙著「成果が出るチームをつくる方法」をご紹介いただきました。

『WEB労政時報』は、人事・労務の課題解決メディア。
人事労務のあらゆる情報を網羅。
時代の変化に合わせ、多様化・複雑化する人事業務をトータルにサポートするために情報を発信されています。

豊富な情報が掲載されている中に
拙著が入っているなんて恐縮するやら誇らしいやら。
ありがとうございます。

www.rosei.jp



 

好きな会社なのにやめたくなる時

【好きな会社なのにやめたくなる時】


最近これが気になっていたんです。
嫌いで辞めるというよりも
なんとなく退社や
ステップアップのための退社
が増えているそうです。



気になっていた時に「拝啓人事部長殿」に関する記事を読みました。

 

この筆者の方は東京大学教育学部卒業後、トヨタ自動車株式会社に新卒入社。
人事部にて労務(国内給与)、全社コミュニケーション促進施策の企画・運用を経験後、3年でトヨタを退職します。
でも会社を嫌いになったわけじゃない、
好きだけどやめる選択をしたことがつらかったと訴えていました。


社員が幸せになるための仕事(人事部)
をしているのに、みんな幸せそうじゃない。
変えようと思ってもそのための術がない。
みんなが幸せになる仕事がしたい。
と思って好きだった会社を辞めたそうです。

 

同じだなんておこがましいけれど、
私も最初の会社を退職する時には
「もっといい仕事をしたいのにできない」
そのことが悲しくて苦しく感じていました。
好きな仕事だったからやめたくない。
続けたい気持ちもあったので本当に悲しかった。

 

転職していろんな知識を得てから
あー、今あの時に戻ったらもう少しいい仕事できたなあ。
なんて何度も思いました。

「もっと社員にアクション起こしてほしいんだ」
「積極的に社員から改善案を出してほしいんだ」
といった言葉をよく聞きます。
お気持ちはよくわかります。
ただ「気持ち」ではなく
「アクションを起こすときの手段」
「改善案を出す方法」を
ちゃんと確保できているかというと
案外できていないことも多く・・・。


「風土」が大きな壁になっていることも多いようです。
まだまだ年功序列が幅を利かせている企業は多く、
そんな中で若手が認められようと思ってもなかなか難しい。


やはり「個」と「組織」の両方で
変えていく、変わっていかないと
これからの組織は維持できない、
この記事を読んで再度そう感じました。
変わるのは難しいけれど。




想いが行動をつくる ~本を出すことになった経緯~

【想いが行動をつくる】
■人生で初めての本が出ます。
私がまったくそんなそぶりを見せなかったため友人が驚いています。
本を出すに至ったいきさつを説明していて、
気づいたことがあったのでまとめてみました。
(少し長くなりますが、ご容赦ください。)


■今年で独立して7年目を迎えます。
当初はなかなか仕事に結びつかず苦労しました。
それでもめげずに挨拶回りをしていると
本を出しているか?とよく尋ねられました。
本は名刺代わりと言う方もいらっしゃいますが、
私はその考えにはあまり賛成できずにいました。
読んでもらって、使ってもらってナンボではないか・・・。
昔勤めていたコンサル会社には
誰にも読まれない本が箱詰めされたまま大事にしまわれていました。
どんどん内容が陳腐化していく様子に疑問を持っていました。


■高額な費用をふっかけてくる出版プロデューサーもいて
辟易としていた頃、良心的な出版関係者と知り合いました。
出版業界の現状、
良い本とは、
本とインターネットの関係など
を教えていただき、出版したいなと思うように・・・。
良い企画書が出てきたら、
出版社に売り込んであげますよと言ってくださったので、
せっせと企画書を書き始めたんです。


■ところが、書いても書いても企画書は通りません。
今思えば、自分の言いたいこと中心。
本を必要とする人のことをイメージできていなかったと思います。
そうこうしているうちに仕事が軌道に乗り出し、
忙しさを口実に企画書を出さなくなりました。


■しばらく経って2020年。
これまでにないくらい好調なすべりだしで年が明けました。。
どうなっちゃうの、こんなに仕事が入っちゃって(笑)
と浮かれていたのもつかの間。
ご想像のとおりです。
コロナでお仕事が激減しました。
いい線いってたのに独立時と同じような状況に。。。
しかもいつ復調するのかさっぱり見えません。


■次に備えて勉強をしながら
なんとか日々を過ごしていましたが、
時々心に暗闇が生まれそうになります。
私は一体何のために仕事をしてきたんだろうなあ。
毎日そんなことを考えていました。


■ある夜。
寝ている時に突然気づき、飛び起きました。
私がこの仕事をする理由、
それは「伝えるため」だったことを思い出したのです。


■話は少しさかのぼります。
私は大学を出てすぐにアパレルメーカーに入社しました。
アパレルで仕事をしたかったので、当初はやる気マックス。
でも辞める直前はやる気マイナス200%。
やりがいのある仕事を任せてもらったのですが、
悩んで悩んでしんどくて。
熱が引かない、ご飯が食べられない。
今より10kgやせていました。
もう無理だと思って辞めました。

■その後縁があってコンサル会社に転職したら、
すると、まあなんということでしょう。
(まさに劇的ビフォア-/アフターな感じです)
これまでの悩みを解決する知識がいっぱいあったのです。
こんなこと知らなかった。
あー、そんなからくりが・・・。
これ知ってたら、あんなに悩まなかったなあ。
知識ってすごい、感動・・・。


■ちょ待てよ。(キムタク発動)
なぜ当時の私にはこういう知識が入ってこなかったんだ、
ミネラルウォーターを買おうと思えばすぐそこで売ってるのに
なんで知識にはアクセスできなかったんだ。
感動の後で押し寄せる疑問の嵐。


■よし、じゃあ私が届けよう。
昔の私みたいな人を応援しよう。
と考えて、人材組織育成コンサルタントの仕事を続けてきたのです。
だったら、今こそ伝えないと。
誰かの役に立つ知識を。
もしこの知識が本当に役に立つと思ってくれる人がいたら、
後からでもお金を払ってくれるだろう。
お金を払ってくれる人がいなかったら、
それは役に立っていないということなので
潔く仕事をやめてしまおう。


■起きて、猛烈に手紙を書き始めました。
私にできることでお役に立つことはありますか?
今はみんな困っている時期なので、お金はいりません。
ひとまず半年間は無料で仕事をさせてもらいます。
私からのみなさんへのエールです。


■朝になって、手紙(正式にはメール)を仕事でおつきあいのある方々に送りました。
結果。
無料のオファーはわずか2件だけでした。
「薄謝だけど、払いますよ」
「いつもと同じ額、お支払いしますよ」
とありがたい皆さんの反応。
よかった、役に立ってるんだ。
(と言いつつ、すぐに仕事があるわけではなく・・・。)

■ちょ待てよ(キムタク発動、2回目)
私、どんどん無料のオファーが来て、
たくさんの人にいろんなことお伝えできると思ってたんですけど。
すごい覚悟したのに空回りしてませんか!?
伝えたいんやっ!!
伝えさせてくれっ!!
そもそも研修やセミナーで伝えるのって、人数に限界あるよね。
ブログもそうそう読んでもらえないし。
前につくったニュースレターも
動画も反応なさすぎて息切れしたし。
もっと多くの人に伝えるのにはどうしたら・・・・。

あ・・・。

本?


■と思っていたところに
以前企画書を出していた出版プロデューサーさんから出版勉強会を開催します、とのお知らせ。
詳細は〇〇で、今だと・・・・うんぬんかんぬん。

行きます!まさに渡りに船!

速攻で勉強会に申し込み、企画書をしっかり見ていただきました。


■最終的に昨年秋に企画が通り、その後執筆、
来週ついに出版の運びとなりました。
こうしてふりかえってみると、
自分の中の想いや仕事をする目的が明確になった時に
一気に行動を起こせたことに気づきます。


■以上、私知念が出版に至ったお話でした。
ずいぶん回り道した気がしますが、
それも意味があったと思います。
回り道したから得られたもの、人、
何よりも「仕事への想い」の気づき。
想いは人を動かす。
すべて宝物です。



■書籍の詳細
出版社 ‏ : つた書房 
発売日 ‏ : 2022/5/28
言語 ‏ : 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : 208ページ
ISBN-10 ‏ : 4905084539
ISBN-13 ‏ : 978-4905084532
☆5/25.26とAmazonキャンペーンを行います。
特典満載の内容ですので、是非ご利用ください。
キャンペーンページは

seikagaderuteam.hp.peraichi.com

です。

 

出版イベント始めます!是非ご参加ください!

2022年5月27日金曜、つた書房より「成果が出せるチームをつくる方法」が出版される運びとなりました。
昨日Amazon にも購入のためのページができていました!

www.amazon.co.jp

 

出版社 ‏ : つた書房 (2022/5/28)
発売日 ‏ : 2022/5/28
言語 ‏ : 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : 208ページ
ISBN-10 ‏ : 4905084539
ISBN-13 ‏ : 978-4905084532


これを記念して、スペシャルなAmazonキャンペーンを開催いたします。
是非キャンペーンをご利用ください!

Amazonキャンペーン開催概要】

〇日時 2022年5月25日水曜日0:00(火曜から水曜に日付が変わる時間です)~27日0:00時
(2日間)

〇内容 上記の2日間48時間以内に著書「成果が出るチームをつくる方法」をお買い上げくださった方に特典を差し上げます。
特典内容はお買い上げの方全員に差し上げるものと抽選で差し上げるものの2種類がございます。
特典は現在準備中です。
現在、Facebook上にてご案内中です。
是非こちらからご登録ください!!

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www.facebook.com

 

書籍「成果が出るチームをつくる方法」発刊のお知らせ

書籍「成果が出るチームをつくる方法」発刊のご案内

 

2022年5月27日金曜、つた書房より「成果が出せるチームをつくる方法」が出版される運びとなりました。
この本は今の時代に合った組織のありかたや
人材育成の方法に悩んだり模索している
経営者の方に向けて書きました。

内容をご紹介します。

チーム型組織に関する簡単な質問があります。
「はい」か「いいえ」で答えてくださいね。

□優秀なメンバーを集めたチームなら業績が上がると思う

□チームでの仕事は個人の仕事を上回る

□チームに必要なのはグイグイ引っ張る強いリーダーだ

 

もしこの質問に「はい」と答えたなら、それは大きな誤解です。
1つずつ見ていきましょう。
たとえば、野球は9人で1チームです。
チームのメンバー9人全員がイチローだったらどんなチームになると思いますか?

常勝軍団?世界最強?


答えはNOです。
イチローは確かに素晴らしい野球選手ですが、
9つの役割全てを果たすことはできないでしょう。
つまりチームのメンバーにはそれぞれの役割があり、
その役割を明確にすること、
役割を理解して実行できるメンバーで構成する必要があるのです。
(同じことを考える人が世の中にはいらっしゃって、ネット上でイチローの試合成績から分析したコメントがたくさんありました。最強チームはつくれないという意見が大多数のようです。)


次に、人は集まれば本当にチームワークを発揮し始めるのでしょうか?
これもNOです。
チームという「箱」をつくって、
箱の中に人を入れてみても1+1=2どころか、
マイナスの結果を生むことがあります。
どんなサイズのどんな機能の箱が必要なのか、
そしてその箱の中に何をどのくらい入れるのかを吟味して、
初めて理想的な化学反応が起きるのです。
成果を出すチームをつくるには
「適切なステップ」と「チームを維持するための工夫」
が欠かせないのです。

3つめの強いリーダーシップについても答えはNOです。
有事や大きな変化がある度に「強いリーダー待望論」が出ますが、
これは昭和のスタイルです。
今求められているのは変化に柔軟に対応し、
それぞれの強みを活かして自ら変化をつくっていくリーダーです。
リーダーも多様でよいのです。

更にリーダーシップのスタイルとリーダーの仕事は別物です。
成果を出すチームには
「みんなが率直に意見を言える環境(心理的安全性)」
「協働」
「試行」
「経験からの学習」
が必要です。

リーダーはこの4つに取り組み、
更にはメンバーたちを支援する言動が求められるのです。

 

この本では、強い人と組織をつくるために著者が実践し効果を出してきたノウハウを「成果が出せるチームづくり」としてご紹介します。
働き方が変わり、
リーダーが育ち、
社員が自ら考えて動くチームが生まれます。

さあ、一緒に令和の時代にあった人と組織の育成を始めましょう。

 

www.kinokuniya.co.jp

 

 

今週の気づき 「神は細部に宿る」

新人研修シーズンを迎えております。
毎年新人研修の度に思うことがあります。

社会人としての心がまえや
仕事に対する考え方をお伝えしていますが、
はたして自分はどうなのか?
偉そうに言えるのか?
などと自問自答するのです。

たとえば、
「正確に迅速に丁寧に」
仕事をすることが大事。
それ、私はできているか?
案外この3つを同時に実現するのは意外と難しい。
それは一年目もベテランも同じ。
そこで、私のリアルな失敗談を披露することに。

「目標を持ちましょう!」
うーん、私の今の目標は何?
幸い5月に初めての書籍を出すので、
その本を1人でも多くの方に役立てていただきたい、
という身近な目標はあります。
でも、その目標達成のために
具体的に何をしているだろうか?
ということで、
具体的な目標を設定してみました。
そうすると、やはり話にもリアリティが出てきます。

この「リアリティ」というのが、
ここ1~2年の方の育成のポイントだと感じています。
多くの情報に触れている今の20代。
情報を見分ける「眼」「センス」というものが
自然と備わっているように感じています。

つまり、上っ面だけのメッセージはすぐに見抜かれるということです。
指導する側は自分のリアルな体験を知識に結びつけて
伝えて初めて受け止めてもらえる。

更に「この人は本気で何かを伝えようとしているか」
を見極めようとしているようにも感じています。
「熱量」をもって伝えないと聞いてもらえない。
なかなか大変な時代ですが、
本気かどうかが問われているともいえます。

新しい人が入ってくることは、間違いなく刺激になります。
でも、中途半端な気持ちでは相手は離れていきます。
日頃の言動の端々に
育成に対する考え方が透けて見えます。
若手の人たちは敏感にそれをキャッチします。

「神は細部に宿る」
という言葉があるように
物事の全体や見た目だけにとらわれて
小さなことをおろそかにすると
そこからほころびが生じます。

人材育成を大きくとらえることも大事
細部を点検してみることも大事。
コロナ後も従来の方法を踏襲し続けて
行き詰まっている企業が増えています。
特に中小企業の現状は厳しいです。
育成の方法や進め方を見直すなら今しかありません。

「今の若い人はね~」
と変化を先送りしていませんか?
その姿勢を若手は見ていますよ!


***1 week diary ****

月曜日 クライアント先へ

火曜日 資料作成・打ち合わせ・コーチングセッション

水曜日 新人研修2DAYS

木曜日 新人研修2DAYS

金曜日 新人研修

土曜日 OFF

日曜日 OFF&ルーティン業務

今週の気づき:基礎力習得には3年かかる?

そろそろ新人研修がスタートしています。
みなさん緊張した面持ちで、
でもどこか新しい世界への期待もあって。
出会う全ての人に活躍してほしい、
それぞれのよさを発揮してほしい。
心の底からそう願いながら毎年接しています。

最近は仕事をする上での専門知識と同じくらい
「基礎力」が大事であること、
その基礎力を培うにはある程度の期間が必要であることをお伝えしています。

基礎力とは経済産業省が2006年に提唱した働くための力です。
12の能力要素から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力i」とされています。
具体的には次のとおりです。

前に踏み出す力:指示待ちではなく、自分のこととして物事をとらえ自ら行動する。

  • 主体性(物事に進んで取り組む力)
  • 働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)
  • 実行力(目的を設定し確実に行動する力)

 

考え抜く力:自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力

  • 課題発見力(現状を分析し目的や課題を明らかにする力)
  • 計画力(課題の解決に向けたプロセスを明らかにし、準備する力)
  • 創造力(新しい価値を生み出す力)

 

チームで働く力:多様な人々とのつながりや協働を生み出す力

  • 発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力)
  • 傾聴力(相手の意見を丁寧に聴く力)
  • 柔軟性(意見の違いや相手の立場を理解する力)
  • 情況把握力(自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力)
  • 規律性(社会のルールや人との約束を守る力)
  • ストレスコントロール力(ストレスの発生源に対応する力)

(上記、経済産業省のHPより)

いずれも専門性を発揮するために必要だとされていますが、
学校では習わないものばかりです。
上記のような力を習得するにはある程度の「期間」が必要だと私は考えています。
なぜなら、知識を学んだとしても「実践」「経験」し、
トライ&エラーを通してしか身につかないものだと考えているのです。
では、どのくらいの期間が必要でしょうか?

おそらく入社して1年目は仕事を覚え、環境になじむのが精いっぱい。
2年目にようやく仕事の質を高めることを意識し始めて、
仕事に基礎力的なことを展開し始めるのではないでしょうか。
失敗や他者からの学びを経て、3年目が終わる頃に
半分くらい習得できていたら上出来。
・・・となると、「石の上にも3年」とはよく言ったものだと感心します。

ここのところ、20代の方は「転職」がデフォルトになってきているように感じています。
職場で嫌なことがあってもなくても「転職」するということです。
「今の職場に不満はないけれど、ステップアップのために転職する」
という選択肢が出てきています。
今後若手人材の流動化が一層進むと予測できます。
私自身、転職を経験していますので、
転職に反論するつもりはありません。
ただ、転職のタイミングはよく考える必要があります。
この基礎力ができていないのに転職しても活躍はできません。
「ムード」やあいまいな「クチコミ」に流されることなく、
しっかりと自分の能力・やりたいこと・市場のニーズを見極めてほしいとの想いから入社時に基礎力についてお伝えしています。


***1 week diary ****
月曜日 祝日でお休み

火曜日 打ち合わせ・勉強会

水曜日 クライアント先訪問

木曜日&金曜日 新入社員研修2DAYS

土曜日 昼・夜と勉強会

日曜日 5月に出版する書籍の原稿チェック

今週の気づき「ギグ・エコノミー」「ギグ・ワーク」という言葉

今週もお疲れ様でした。

今週も気づきや学びが多すぎて、渋滞していますが、
気になった「ギグ・エコノミー」について。

まず「ギグ(GIG)」とは、英語でミュージシャンが集ってその場限りの演奏をすることをいいます。
その言葉の意味を借りて、
フリーランス個人事業主が単発・短期間の仕事を請け負う働き方を「ギグ・ワーク」、仕事をする人たちを「ギグ・ワーカー」と呼ぶようになりました。
「ギグ・エコノミー」とは非正規で自由な働き方をする人たちや
そこで生まれた労働市場のことを指します。

フリーランスと似ていますが、
特に「単発」「短期」「オンライン経由」のものをギグ・エコノミーと呼びます。※
またアルバイトやパートで仕事をする人もギグ・ワーカーに含まれることがあります。
※以前はインターネットが介在するものは「オンライン・ギグ・エコノミー」と呼んで区別していたようですが、今ではインターネットの利用は前提になっているようです。)

新しい言葉のようですが、既に私達の日常にギグ・ワーク、ギグ・ワーカーは出現しています。
たとえば、Uber EatsやAirbnbがまさにギグ・ワークを使って成長している好事例です。
ギグ・ワーカーに仕事を紹介することを前提として成り立っているともいえます。

ちなみにランサーズ株式会社の調査によると
日本のフリーランス人口は2020年のコロナが出た直後は一旦減少しますが、
2021年には約1577万人、経済規模は約23.8兆円となっています。
調査を始めた2015年と比較すると、フリーランス人口が約640万人、
経済規模は約9.2兆円増加しています。
今後副業に携わる人が増えると、
フリーランスもギグ・ワーカーの人口は増え、
市場規模も拡大していくでしょう。


働き手が増えるのですから、
この働き手を活用しようと考える企業も今後増加するはずです。
それは、新しいベンチャー的な企業かもしれないし、
既存の企業が人材不足を解消したり、
新しいビジネスモデルを構築するために取り入れるかもしれません。

ギグ・ワークのメリットとデメリットを企業と働き手の側面から見ておきたいと思います。

<企業側のメリット>
・人件費を低減できる
・採用活動の必要がない
・人材育成をする必要がない
・勘単に専門スキルを活用できる


<企業側のデメリット>
・ギグ・ワーカーを安定して確保することが難しい
・仕事の質にバラツキが出る
・人件費が市場の相場に影響されるため、コントロールが難しい


<働き手のメリット>
・ライフスタイルにあわせて仕事を選べる
・自らの専門スキルにあわせた仕事ができる


<働き手のデメリット>
・収入が不安定
・福利厚生がない
・社会的な信頼が弱い(ローンを組めないなど)
・専門スキル≠仕事獲得なので、自らをPRする必要がある

ギグ・ワーカー、フリーランス人口の増加に伴い、
法制度が整備されていくとは思いますが、まだもう少し時間がかかるでしょう。
働き手はその点を考慮することが必要です。
既にフリーランスとして仕事をしている筆者としては、
特に「専門スキル≠仕事獲得なので、自らをPRする必要がある」点をいかに克服するか、当面はそこに尽きると考えています。
以上、ギグ・エコノミーについての考察でした。


***以下は最近続けている1week diaryです***

月曜日 某大学で就活生に向けた講義。
毎年受講登録は多くても講義出席者が少なかったのに
今年は多数の参加。
しかも、なかなか熱心。

火曜日 同じく大学での講義。今日で終了。
例年になく質問や相談が多い。
質問内容も自分を客観的に見ていて、筋がいい。
後は筆記試験、がんばって!!
それから今の感じをキープして、これからも対策を続けてほしい。
離れていても応援しています。

水曜日 午前中は事務所で資料作成。
午後遅くから商工会議所の交流会へ。
時節柄少人数・短時間での開催。
夜はある勉強会関連の方々とオンライン交流会。
純粋にお酒やおいしいものの会話で楽しい時間を過ごしました。
勉強を通じて知り合いになれたことがうれしいです。

木曜日 クライアント企業様でミーティング。
対話を通じて、企業における人材教育とはどうあるべきなのかと
自問自答。
夜、体調急変で念のためかかりつけ病院へ。
ここのところの天候の急変に体がついていってないようなので、
時間かけて様子を見てくださいとのこと。一安心。

金曜日 午前は自宅で雑務。
午後からはワクチン3度目接種。
会場を仕切ってくださる皆様には感謝の気持ちしかありません。
繁忙期直前で接種できて、ほっとしました。

今週の気づき「習うは一生」

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る・・・という表現があるように
毎日があっという間に過ぎていきます。

そんな中、今週の気づきを。
月曜日 クライアント先での会議に出席。
なかなか達成できなかった目標をクリアした話がでて
とてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。
この仕事をしていてうれしいのは、やはりこういう瞬間。

火曜日 研修のための資料作成とHPの更新。
更新はやりたいことがあったのに、途中で行き詰りました。
夜は同業者のオンライン勉強会。
いろんな意味でなかなかの刺激。
コロナ禍を経験した若手は会社や先輩社員にどんなことを感じているか。
そこででてきた見方に対してなるほどと思うこともあったり、
私自身が接した若手の方についていえば違うなと思ったり。
これはどこかでまとめる必要があると感じています。

水曜日 クライアント企業でシリーズものの研修最終回。
終了後、受講されていた方がわざわざ感想を言いに来てくださいました。
何も言わずに帰ることもできたのに。
こういう瞬間も忘れ難く、いつまでも記憶に残ります。

木曜日 打ち合わせ。
夜はHP更新で行き詰まった点を専門家の方に相談。
相談できる人がいることに心から感謝です。
「ネットワーク」は大事。
つくづくそう思います。
おかげで解消できました。
今、作成しているのは人材育成に活用できる資料のダウンロードページです。
できるだけ早くご案内したいと思います。

金曜日 打ち合わせ。
ついでに最近の研修事情など意見交換。
ずっと仕事で休んでいなかったので、午後は休み。

土曜日 クライアント企業での会議に出席。
終了後、打ち合わせ。
帰り道は電車の中でオンラインの勉強会に出席。
携帯電話を使って、聞くだけの参加です。
便利な世の中になりました。
「学ぼう」と思えば、いつでもどこでも学べる。
環境も年齢もお金も関係ない。
人間が一生をかけて学べる知識はたかがしれています。
ましてやこれだけ環境の変化が激しい昨今、
次から次へと新しい技術や情報が生まれていて、
追いつくのは大変です。
持っている知識も注意していないと陳腐化してしまう。
そのことに気づき、謙虚でいたいと心から思います。
学ぶことに限界を設けず、
少しずつでも歩みを進めていこう、改めて決意しました。

帰り道、梅の香りに春の訪れを実感。

 






 

今週の気づき「部分最適と全体最適」

今週は、なかなか知的な刺激がたくさんでした。

月曜日、fmGIGというインターネットラジオに出演してきました。
「ナカシマシローの広告費ゼロでマスコミに出よう!」という番組です。
放送は4月。
また日が近づいたらお知らせします。
仕事のことや今書いている本のこと、など聞いていただきました。

私の後に出演されていたのが新卒採用コンサルタントの窪田司さんでした。
以前勉強会などでお世話になっていたので、
終了後久々にお話をさせていただきました。
窪田さんは最近「化ける人材採用の成功戦略」という書籍を出されました。
その裏話などをお聞きして、
中小企業はやはり独自性を出していかないといけないなあと実感しました。

火曜日は初めてのお方とzoomミーティング。
補助金についてのご質問にお答えしていました。
東京の方とも気軽に打ち合わせができるのはいいですね。

水曜日はクライアント先へ。
この日は「部分最適」と「全体最適」という言葉がずっと
頭の中をぐるぐる回っていました。

部分最適とは、組織の中のある部門や個人が最適な状態であることをいいます。
限定された問題を解決するには効果があります。
一方で全体最適とは会社やチームの全体が最適な状態を目指します。

部分最適はそれぞれパフォーマンスを発揮しようという前向きな取り組みなのですが、
本当の意味で効率アップやコスト削減、労働生産性の向上を目指すのなら
全体最適」を考える必要があります。

なぜなら、部分最適では各部門や個人が意思決定を行います。
自分たちの視点から見るとプラスのことだと思っても
他部門や全体的な視点で捉えるとマイナスの影響を与えてたり
新たな負荷を招くこともあります。
よかれと思った判断が、
結果として企業全体の機能や効率を損なう可能性があるのです。
「木を見て森を見ず」の状態ですね。
これからのネタとして、温めようと思います。

木曜と金曜日は確定申告の準備。
一昨年に導入した会計クラウドのおかげでずいぶん楽になりました。

土曜日は、自分の今後のための勉強会。
自らの弱いところと向き合いながら、これからのプランを考えています。

【お知らせ】
5月20日に本を出版いたします。
チーム作りやリーダーの育て方といった内容です。
タイトルは未定ですが、ひとまず第一稿を収めました。
発売前後で色々キャンペーンをしますので、どうぞお楽しみに!!

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fmGIG

 

内定者研修は早期離職防止に効果あり!

最近は入社前の学生を対象にした内定者研修を実施する企業が増えてきました。
内定者研修は早期離職を防ぐのに大変効果があります。

 

<なぜ内定者研修が早期離職防止に効果があるのか?>

1.不安を軽減できる


あたらしい世界に踏み出すわけですから、不安に感じるのは当然です。またほんとにこの会社でよかったんだろうか、うまくやっていけるだろうか、という不安も同期や先輩社員と話すことで解消されます。


2.入社前に人間関係を構築できる


新人が入社してから「お客様状態」や孤立してしまうこともよくあります。内定者研修であらかじめ社内に人間関係をつくり、声をかけあったり相談できる環境をととのえます。

 

3.リアリティ・ショック(入社後のギャップ)を防ぐ


先輩の仕事ぶりや会社の雰囲気などを伝えることで、入社後のギャップをできるだけ小さくします。

 

4.社会人になる心構えをじっくりつくる


4月です!はい、今日から社会人です!切り替えよろしくね!と言ってすぐにできるものではありません。少しずつ、少しずつ慣らしていくことで良いスタートを切ることができます。

 

5.育成方針の材料を入手できる


学生は会社とそこで働く人のことを知り、企業側は新しく加わるメンバーのことを知ることができます。どんな人なのかがわかると、育成のポイントが見えてきます。入社前にざくっとでいいので方針を立て配属先の上長と共有すると、複数の視点での育成が可能になります。


※実施するにあたり注意点があります。
内定者研修は確かに効果的ではありますが、相手はまだ学生なので参加の強制はアウトです。ご注意くださいね。

内定者研修をどのように企画・開催すればいいかわからない、などご相談はこちらからどうそ。
お問い合わせをクリックすると、別ページが立ち上がります。

phronesis-m.com



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オンラインイベント「先生万博2020」出展のご案内

【オンラインイベントに参加します!無料特典付き!】


きたる10月10日に開催される「オンライン先生万博2020」にオンライン動画で参加いたします。
ライブセミナーではなく、このイベント用に新たに収録した動画をこの日限定でご覧いただくというスタイルです。
ですから、10/10で時間を選んで視聴していただけます。
イベントとしては既に1000名を超える方にご登録いただいているそうです。
多数のご登録ありがとうございますm(__)m
 

そこで感謝の意味を込めまして、私の動画視聴の登録をしてくださった方から5名様限定で「レジリエンス」の通信講座(¥20,000相当)を差し上げます。応募多数の場合は抽選といたします。
詳細・ご登録は下記URLからお願いします。
レジリエンス」の通信講座へのご応募は当日お伝えするURLから登録いただきます。
☆オンライン先生万博2020について
日本最大級の専門家集団「インサイドアウト」が開催します。インサイドアウトとは経営塾「志師塾」OBで構成、営業・人事・ITからアートまであらゆる先生業が、約1500人所属。
このイベントは、「あなたの悩みを解決し、人生を豊かにしてくれる先生が見つかる」をテーマに、「ピンチをチャンスに変える」ノウハウを無料公開するものです。
オンライン動画の他に生配信のセミナーがあり、ビジネス、IT、広報、起業支援、人財育成、顧客獲得、イノベーション、展示会営業など、コロナ時代を生き抜く実践的ノウハウを公開します。 参加料は無料です。ご興味がある方はぜひご参加ください。
詳細・参加は下記リンクから。
 

コロナの影響、人材育成・OJTはどうなるのか?

一向に出口が見えないコロナ。

今日は、コロナが働き方・さらに人材育成に与えた影響を考えます。

<コロナが企業に与えた影響>


日本の働き方改革は、コロナの影響で一気に様変わりしました。
もう悠長なことは言ってられない。
待ったなしで真剣に取り組まないと働く人たちの健康を守れない。
対策をしていない・しない企業は世間からの評価も下がってしまいます。
就職活動中の学生の行動にも変化がみられているようです。
都会よりも地方を重視する、
感染対策をしっかりしている企業に就職したい、
webでのセミナーや面接をしている企業に好感を持つ・・・など。
もうコロナへの対策なしでは、既存の人材を失ってしまう。
更に新しい人を雇うことも難しい、そんな状況なのです。

この状況はもちろん私たちの仕事・人生に対する価値観にも変化を与えています。
たとえば、私の周りだけでもこんな声が聞こえました。

・通勤時間を本当に無意味だと思う
・人とのつながりの大切さに気付いた
・家事・育児をもっとやろうと思った
・都会に住むことの意味がなくなった
・オフィスがなくても案外仕事ができる
・これまで惰性で仕事をしていた
・今までの仕事は何だったんだろうと疑問に思う
・プライベートの時間が増えて、かえってよかった

多くの人がテレワークに慣れ、上手に使うようになってきました。もうストレスでいっぱいの通勤は嫌だと考えるようになりました。
仕事の生産性や意味について本気で考える人もでてきています。企業としてはこの状態に目をつぶってはいけません。今なんとかしのげているとしても、コロナはなくなったわけではありません。これから先もっと酷いことになるかもしれない。仮にコロナが収束しても、第二・第三のウィルスが出てきてもおかしくないのです。その時にどうするのか?
今、ここで本気で会社の未来・仕事の価値を考えて変わらないともう後はないのです。

参考:新しい生活様式についてHP上で書いています。

phronesis-m.com

 

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<人材育成面での影響~OJTができない!?~>

 

では、今人材育成ではどのようなことが起きているでしょうか?
この4月以降、こんなことが起きていました。

・入社式ができない
・従来の集合型研修ができない
OJTができない
・リモートワークが増えて、社員同士顔を合わせることが減った
・コミュニケーションが減った

 

研修については、Zoomなどのオンラインツールでの研修が一気に増えました。
オンラインツールを使って入社式を開催した企業があれば、
オンラインツールに疑問を抱いたまま、何も対策をしないまま時間が過ぎている企業もあります。
オンラインツールに対する疑問は、よく理解できます。
私も当初は、仕事にいったいどれだけ使えるのか?と思っていました。
でも、もうそれを言ってても何の役にも立たない状況にきています。
会議や営業でオンラインツールを使う企業も増えています。
それぞれに一長一短がありますので、特徴を踏まえて上手に使い分けをすることが成功のコツです。

さて、研修。
最近では集合型とオンラインの混在研修が導入されつつある状況で、研修講師にはこれまでとは異なるコミュニケーションスキル・ファシリテーションスキルが求められています。
とは言いつつ、研修・会議については、新しいツールの活用でどちらの企業もなんとか乗り越えることができています。

では、OJTはどうでしょうか?
人材育成において最も困っていらっしゃるのがOJTだと思います。

密接に人と人が集まれない、
指導したくても目の前に相手がいないわけですから・・・。

でも、これを嘆いていても仕方ないですね。
私は以前から企業の業務改善について指導をさせていただいています。
何年も前からお伝えしていたのが、
「離れていても学習できる方法を考えてください」ということです。
いくらでも手段はあります。

・マニュアルをつくる/改訂する
・ある手順だけ手引書(ガイド)をつくる(マニュアルをつくるのは大変でも手引書くらいならすぐできるはず)
・チェックリストをつくる
・ベテランやハイパフォーマーの仕事の様子を録画しておき、視聴する
・ロールプレイングをする(録画してチェックしてもらう)

また近頃では、こういった状況を解決するためのサービスやアプリが各社からリリースされています。企業によってはお試し期間も設定されています。
いい機会なので、利用してみるのもいいと思います。
ただ、丸投げはできません。
どのようなOJTが行われていて、どんな風に社員を育てたいのか、
社員が育つためのファクターは何なのか
どんな能力・スキルを持たせるべきか、
などは導入する企業側がしっかりと考えなければ失敗します。

OJTにおいてこれまでと違う方法ができないと考えている方は、上記の下線部についての答えがない・またはめんどくさくて言語化していないだけだと私は考えてます。
コロナは人のいろんな側面を白日の下にさらすような気がして時々ぞっとします。
本音・能力・スキル・価値観・本質・・・。
私ごとですが、次々と仕事が飛んだ4月は眠れない夜を何度も過ごしました。
その時に自問自答したことがあります。
「世の中に必要とされていない仕事はこのまま当たり前のようになくなっていく。
私の仕事も例外ではない。これまでのお客さんが価値を感じてくれていないとしたら、消えても仕方ない。
では、私は?私は自分の仕事を価値がないと思っているのか?」

答えは否でした。

「価値があると考えているのであれば、その価値を伝えなければいけない。
価値を届ける媒体が変わったにすぎないので、違う媒体に乗せればいいだけだ。」

という結論にいたってからは、必死で新しい媒体についての勉強を始めました。

少し話が逸れましたが、OJTも一緒ではないかと思うんです。
意味のない形骸化したOJTも多くありました。
それならこの機会にやめてしまい、新しい方法を考えればいいのです。
幸いツールはたくさんある世の中です。
少し工夫して、アンテナを広げたら、自社の風土や業種にあったものが見つかるはずです。

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<ピンチはチャンス、災い転じて福となす>

今多くのリーダーが世の中のあまりの激変ぶりについていけなくなったり、
思考停止状態に陥っています。
気持ちはわかります。
でも、コロナを災いと考えていても何も変わりません。
ほんの少し視点を変えたら、これはチャンスなんです。
穏やかな時には変えることそのものに多大なエネルギーを必要として、変化を起こすのはとても大変な作業です。そもそも人は変化を嫌う生き物なのです。
しかし、このコロナは「外圧」のようなものです。多くの人は変化を肯定的に受け止めるしかないのです。
これまでの不平・不満を一気に理想の状態へと持っていくまたとないチャンスだと考えて、新しい変化をつくってみませんか?

☆最後に少しだけ宣伝を・・・。
少数ですがOJTアウトソーシングを請け負う企業も存在しています。
実はフロネシス・マネジメントもOJTアウトソーシングを展開しております。
ご興味をお持ちの方は、下記リンク先からお問いあわせください。
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