人材・組織育成コンサルタント知念のブログ

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好きな会社なのにやめたくなる時

【好きな会社なのにやめたくなる時】


最近これが気になっていたんです。
嫌いで辞めるというよりも
なんとなく退社や
ステップアップのための退社
が増えているそうです。



気になっていた時に「拝啓人事部長殿」に関する記事を読みました。

 

この筆者の方は東京大学教育学部卒業後、トヨタ自動車株式会社に新卒入社。
人事部にて労務(国内給与)、全社コミュニケーション促進施策の企画・運用を経験後、3年でトヨタを退職します。
でも会社を嫌いになったわけじゃない、
好きだけどやめる選択をしたことがつらかったと訴えていました。


社員が幸せになるための仕事(人事部)
をしているのに、みんな幸せそうじゃない。
変えようと思ってもそのための術がない。
みんなが幸せになる仕事がしたい。
と思って好きだった会社を辞めたそうです。

 

同じだなんておこがましいけれど、
私も最初の会社を退職する時には
「もっといい仕事をしたいのにできない」
そのことが悲しくて苦しく感じていました。
好きな仕事だったからやめたくない。
続けたい気持ちもあったので本当に悲しかった。

 

転職していろんな知識を得てから
あー、今あの時に戻ったらもう少しいい仕事できたなあ。
なんて何度も思いました。

「もっと社員にアクション起こしてほしいんだ」
「積極的に社員から改善案を出してほしいんだ」
といった言葉をよく聞きます。
お気持ちはよくわかります。
ただ「気持ち」ではなく
「アクションを起こすときの手段」
「改善案を出す方法」を
ちゃんと確保できているかというと
案外できていないことも多く・・・。


「風土」が大きな壁になっていることも多いようです。
まだまだ年功序列が幅を利かせている企業は多く、
そんな中で若手が認められようと思ってもなかなか難しい。


やはり「個」と「組織」の両方で
変えていく、変わっていかないと
これからの組織は維持できない、
この記事を読んで再度そう感じました。
変わるのは難しいけれど。