人材・組織育成コンサルタント知念のブログ

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新人の早期離職を防ぐには

これまで人材育成に携わってきた経験から
新人の方の離職を防ぐには入社してから1ヶ月後、
大型連休の前後で離職防止対策に取り組むと効果があると感じています。


なぜ「大型連休前後」なのでしょう⁉️
その理由は次の3つ。

 

✔︎入社時とは違う不安を感じがちだから
✔︎生活習慣が乱れがちだから
✔︎隣の芝生は青い症候群に陥りがちだから


詳しく解説します。

 

〇大型連休前後に離職防止対策をオススメする理由(その1)
入社時と違う不安を感じがちだから


入社時の不安は主に
「年の離れた人たちとうまく関係を築けるだろうか」
といったものです。

入社して1ヶ月も経つと少し環境に慣れてきます。
一方でほとんどの方は大なり小なりミスや失敗を経験しています。

最近の若い方は大きな失敗を経験せずに大人になっている人が多いので、
その経験を引きずっていることがよくあります。

また周囲の人と良好な人間関係を築けていないのではないか、
そもそもこの仕事に向いているのだろうか
といった疑問を抱き、
誰にも相談できずに悩んでいる方も結構いらっしゃいます。

そういった気持ちに早めに気づいて、
手を打っておくことが効果的です。

小事は大事なんです。

小さな不安や悩み事に気づいてくれるということで
会社や職場への信頼感や安心感を持ってもらえます。

〇大型連休前後に離職防止対策をオススメする理由(その2)
生活習慣が乱れがちだから

ようやく社会人としての生活リズムができつつある所に長期のお休み。
休みの間は思い切り遊んでリフレッシュしてほしいところです。

 

しかし休暇明けに元のリズムに戻せず
体調を崩して復帰できない。
その状態が続くうちに心理的なハードルまで上がってしまい、
そのまま退職・・・というケースもあります。

なので、体調管理も仕事のうちだよ、
休暇中の話を聞けるのを楽しみにしてるよ、
といった声がけや休暇明けの様子を気をつけて見ておくことが効いてきます。



〇大型連休前後に離職防止対策をオススメする理由(その3)
隣の芝生は青く見える症候群に陥りがちだから

連休中は良くも悪くも自社の情報から遮断されます。
一方で学生時代の友人と会うなどプライベートの人間関係に接することが増えます。

新人の場合は特に
「そっちはどうなの⁉️」といった互いの会社の話になります。
この時に「隣の芝生は青い症候群」が顔を出します。


〇〇の会社はそんなに福利厚生が充実してるのか・・・
そんなに素晴らしい上司や先輩がいるのか・・・
入社してもうそんな仕事を任せてもらっているのか・・・

それに比べて自分は・・・。

ないものねだりをされても困りますし、
そもそも相手はカッコつけたいだけかもしれない。
自社の良いところを理解しないで
他人の話をうのみされても困ります。

防止策としては、
うちのチームに来てくれてありがとうという感謝を伝えたり、
今はまだ戦力となっていなくても
今後どんな役割や活躍を期待しているかを伝えましょう。

せっかく縁あって一緒に働くことになった新人のみなさんですから、
それぞれの強みを発揮して活躍してほしいですね。
そのための参考になりましたら幸いです。



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