人材・組織育成コンサルタント知念のブログ

人材と組織育成の問題解決に役立つ知識や情報を発信中。

異質な人とつきあう、大事にする

「バカなるものとどうつきあうかについて考えるほうが、
より現実的なのだ。」

今読んでいる本の中に出てきた一節です。
ちょっとドキッとしました。

バカの部分を「異質」に置き換えて読んでます。
あの人は異質だから。
理解できないから。
と放置したり、突き放していないか。

自分が相手に尊重してほしいと思うなら
その人のことを尊重することがスタート地点。
たとえ、自分とは相容れない考え方や価値観を持っているとしても。
自分のことを棚に上げて
相手にこちらの主張を受け止めるように求めていないか。

異質なもの、
新しいものを理解するために
自らの知識のすそ野を広げる努力もせずに
最初からあきらめてはいないか。

自分の中のバカな部分を
自分の中の素直な感情や感覚を
ちゃんと受け止めているだろうか。
理性で押し殺して、
仕事ができる、わかったふりをしていないか。

多様性が大事、
多様性を受け止める組織づくりを・・・
と伝えながらも
他者の異質を受け止めているか。
見たくないものを見ないようにしてるのではないか。
めんどくさいと思って避けてはいないか。

等、自分への問いが次から次へと出てきました。
中でも自分の知識や感情については、
要チェック。
知識のブラッシュアップはもちろんしていますが、
長期の視点での計画性に欠けているし、
忙しさを理由に自分の感情のメンテナンスはさぼりがち。
自分を大事にできない人に
他人を大切にできるわけもなく・・・。

となってくると
「計画」についての見直しが必要で、
計画を立て直す、
自分の感情のメンテナンスをするためには
「そのための時間」の確保が必要という結論に至りました。

そして、その出した結論を実行に移すために
このブログを書いて宣言をしております。

 

「バカなるものとどうつきあうかについて考えるほうが、
より現実的なのだ。」
というとっても短い文章に動かされて、行動している次第です。
その文章が書かれていた本がこちら「神文章術」。
ちょっとした書き物で行き詰っていて、書店で手に取りました。
文章術というよりは、書くことへの考察といった感じです。

 

拙著「成果が出るチームをつくる方法」
も誰かが行動を起こすきっかけになっていることを祈りつつ。